2024-03-28T21:36:36Z
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/oai
oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00038915
2022-12-12T05:44:35Z
347:372:771
電話連絡の会話におけるスピーチレベルシフト
Japanese L1 Speech Level Shifts in Telephone Conversation
石崎, 晶子
ISHIZAKI, Akiko
810.7
スピーチレベルシフト
電話連絡
伝達者
公私の別
情報の重み
application/pdf
紀要論文
母語話者の談話には、丁寧体と普通体の混在が見られることが指摘されている。しかし、スピーチレベルシフトの生起は、複雑な要因が絡み合い、学習者に習得しにくい項目と言われている。本稿は、母語話者1名が4名のクラスメートに同じ内容を伝える電話連絡の会話を用いることで要因を絞り、スピーチレベルをどのような基準で使い分けているかを検討した。その結果、以下のことが観察された。(1)伝達者(普通体を基本レベルとする)は伝達の談話において、他より丁寧体を多く使用する。(2)中核的情報の伝達には直接形丁寧体あるいは間接形丁寧体を、付随的情報には間接形丁寧体を、付加的情報には間接形普通体を用いることが分かった。以上から、伝達者が立場(公的発話か否か)、情報の重みによりスピーチレベルを使い分けていることが示唆される。
お茶の水女子大学日本言語文化学研究会
2000-06-24
jpn
departmental bulletin paper
http://hdl.handle.net/10083/50295
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/records/38915
AN10426480
09174206
言語文化と日本語教育
19
62
74
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/record/38915/files/10_062-074.pdf
application/pdf
892.4 kB
2018-04-20