2024-03-29T08:56:49Z
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/oai
oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:02000414
2022-12-12T06:13:03Z
347:355:1645774497755
自閉スペクトラム症の女性が行うカモフラージュ行動の傾向と動機に関する研究の現状と課題
Current Status and Challenges in Studies of Characteristics of and Motivations for Camouflage Behaviors Among Autistic Women
出水, 友理亜
DEMIZU, Yuria
石丸, 径一郎
ISHIMARU, Keiichiro
open access
自閉スペクトラム症(ASD)
女性
カモフラージュ
ASD をもつ女性が行うとされる行動の1 つにカモフラージュがある。このカモフラージュについて対象の人や状況,カモフラージュを行う動機,カモフラージュによって起こる精神的負担について24 本の論文から研究の動向を調査した。その結果,カモフラージュは女性のほうが多く行い,親しい人と関わる場合はより起こりにくく,オンラインよりもオフラインでカモフラージュ行動が行われやすいことが明らかになった。また,集団から浮きたくないといった同調意識や,周囲からの圧力や性役割期待等ネガティブな動機から行われることが多い一方,友達を作りたいというポジティブな動機もみられた。更に,カモフラージュを成功させるためにプレッシャーを自分自身にかけたり,カモフラージュをすることで孤立感が高まるといった精神的負担も見られた。これらを踏まえて,カモフラージュを行うASD の女性に対しては本当の自分が出せるような場や関係を提供する必要があることが示唆された。
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お茶の水女子大学心理臨床相談センター
2022-03-01
jpn
departmental bulletin paper
VoR
http://hdl.handle.net/10083/0002000414
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/records/2000414
お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要
23
37
44
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/record/2000414/files/04_demizu.pdf
application/pdf
2022-02-25