2024-03-28T23:49:57Z
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/oai
oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00034083
2022-12-12T05:38:13Z
347:354:534
会話のやりとりが気になる幼児についての一考察 : コミュニケーション・パタンが伝えるメタ・メッセージの検討
A case study of preschool child who has a difficulty in conversation : Through the examination of meta-messages from his communication pattern
野田, 淳子
67244
坂田, 知津江
67245
NODA, Junko
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SAKATA, Chizue
67249
376
コミュニケーション・パタン
話者交代
応答の関連性
メタ・メッセージ
幼稚園児
application/pdf
紀要論文
本研究の目的は、会話のやりとりが難しいとみなされていた5歳男児・A君のコミュニケーション・パタンと、それが持つ意味を検討することである。他者との会話におけるA君の応答を観察し、ターン・テーキングと応答内容の関連性という観点から検討した。その結果、A君はほとんどいつも他者の発話に応答ターンを返していたが、特に他者からの要請に対しては関連性の低い応答を行う傾向が見られた。したがって、A君は相対的に他者の要請の意図に関心を向けていないように思われる。この特徴的な応答パタンが持つ意味について、A君が伝えたかったメタ・メッセージと、聞き手が受け取るメタ・メッセージという2つの観点から検討した。その結果、話し手の意図と関連性が低いA君の応答は、話し手からは協調的でないと解釈されるが、A君自身は他者とコミュニケーションを続けたいという意図を持って応答を返していることが推察された。さらに、このような応答タイプの子どもと関わるうえで、応答を正して適切な言い回しをさせることにのみ重きを置かず、楽しくやり取りを続ける機会を増やしていくことの重要性が示唆された。
departmental bulletin paper
お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター
2004
application/pdf
お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター紀要
2
9
16
AA12035573
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/record/34083/files/KJ00004831263.pdf
jpn