2024-03-28T09:31:55Z
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/oai
oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00034089
2022-12-12T05:38:20Z
347:354:534
中学生の非行傾向行為について逸脱した友人の存在の有無による検討
The impact of deviant peers on junior high school students' mild delinquency
小保方, 晶子
67328
無藤, 隆
67329
OBOKATA, Akiko
67332
MUTO, Takashi
67333
376
中学生
非行傾向行為
家族関係
友人関係
セルフコントロール
抑うつ
application/pdf
紀要論文
中学生2397名を対象に質問紙調査を行い、非行傾向行為の経験がある子どもの特徴について、逸脱した友人の存在があるかどうか分類し、家族関係、友人関係、セルフコントロール、抑うつ傾向について検討を行った。まず、非行傾向行為の経験のある子どもは、セルフコントロールが低く、親子関係が親密でなく、抑うつ傾向が高いことが示された。非行傾向行為について、逸脱した友人の存在の有無によって検討した結果、行動上は同じ非行傾向行為という様相を見せていても、特に友人との関係や友人関係の持ち方や、抑うつ傾向に関して特徴が異なることが示された。親しい友人も自分も非行傾向行為の経験のある子どもの特徴として、親子関係は親密でないが、友人との関係は成立しており、その付き合い方は同調行動が示された。親しい友人に非行傾向行為をしている子どもはいないが単独で非行傾向行為の経験のある子どもの特徴として、特に男子では、親との関係が親密でないだけでなく、友人との関係も親密ではないことが示された。そして、抑うつ傾向が最も高いことが示された。中学生の非行傾向行為に関して、逸脱した友人の存在を考慮して検討することの重要性が示された。
departmental bulletin paper
お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター
2004
application/pdf
お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター紀要
2
75
84
AA12035573
https://teapot.lib.ocha.ac.jp/record/34089/files/KJ00004831269.pdf
jpn