@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:02000019, author = {高橋, 哲 and TAKAHASHI, Masaru}, journal = {お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要}, month = {Mar}, note = {非自殺性の自傷行為(Nonsuicidal self-injury)は青少年に広くみられる事象であり,保健医療のみならず教育や司法・犯罪領域など幅広い場で対応に苦慮することが多い。こうした自傷行為は,従前は境界性パーソナリティ障害と結び付けて論じられることが多かったが,近年では,特定の精神障害に固有のものではなく,多様な背景を有するものと理解されてきている。自傷行為を行うクライエントを理解し,適切な支援や介入の在り方を検討する上では,その行為が果たしている機能や主観的な効用を的確に把握することが第一歩となるが,我が国では個別の事例における見立てや治療上の助言としての考察はなされていても,その機能に関する実証的な検討は十分には進んでいない。そこで,本稿では,自傷行為の機能について検討を加えた先行研究を概観し,典型的な機能の分類・整理を行ったうえで,治療や支援への示唆,研究の方法論上の課題および今後の指針について論じる。}, pages = {39--51}, title = {非自殺性の自傷行為の機能に関する文献展望}, volume = {22}, year = {2021} }