@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:02000022, author = {児玉 美希 and KODAMA, Miki and 篁, 倫子 and TAKAMURA, Tomoko}, journal = {お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要}, month = {Mar}, note = {2018 年に障害者の雇用の促進等に関する法律が改正され,法定雇用率の算定基礎に精神障害者を含められるようになったことで,発達障害者を含む精神障害者の雇用が社会的に注目されてきた。しかし一方で,発達障害者,特に社会的相互反応に困難を示すことの多い自閉スペクトラム症の特性を持つ人は,職業生活において, 人間関係を中心とした困り感を抱えており,メンタルヘルスの向上が課題となっている。企業も障害者雇用に関心を示し,環境の調整は徐々に進みつつあるが,障害者雇用においても,意思表示やコミュニケーションは求められるようである。今回,具体的な事例を概観したところ,発達障害を持つ本人の理解と,周囲の理解の すり合わせが重要であることが見えてきた。一方,人材育成の観点からも,若者のサポートにおいて,対人感情が重要視されてきた。対人感情は交流により変化するとされるが,発達障害者との交流についての研究を見ると,実際に発達障害を持つ人と関わり,共に仕事をすることに消極的である労働者の存在も想定された。以 上を踏まえ,発達障害,特に自閉スペクトラム症の特性を持つ人のメンタルヘルスを向上させるサポートのあり方と,彼らの上司や共に働く人のサポート意欲を惹起し,誰もが生き生きと働くために必要な支援とはどのようなものであるかを考察した。}, pages = {63--74}, title = {発達障害者の就労支援の現状と課題 : 職場の人間関係に着目して}, volume = {22}, year = {2021} }