@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:02000043, author = {齊藤, 彩 and Aya, SAITO and 佐藤, みのり and Minori, SATO and 坂田, 侑奈 and Yuna, SAKATA}, journal = {お茶の水女子大学人文科学研究}, month = {Mar}, note = {注意欠如・多動症(ADHD)をもつ親は、子どもの養育における困難に直面しやすいことが指摘されている。成人期のADHDとうつ病はしばしば併存しうるが、親のうつ病もまた、子どもの養育における困難に関連することが示唆されている。本研究では、精神科外来の成人うつ病患者とその子ども57組を対象に、親の注意欠如・多動症的行動特性(ADHD特性)と親子関係との関連について実証的検討を行った。分析の結果、父親のADHD特性の高さがポジティブな親子関係の少なさに関連を示す一方で、母親のADHD特性と親子関係との関連は見られなかった。うつ病に加え、顕著に高いADHD特性をもつ父親の子どもは、親への親密的開示、愛情、親からの承認における問題を抱えやすいことが示された。父親のADHD特性とポジティブな親子関係との負の関連は、うつ病の父親の中でもうつ症状が低い場合に確認された。うつ病をもつ親の養育をサポートする上では、親のADHD特性にも着目し、特にADHD特性が高い父親が子どもとの間にポジティブな親子関係を構築するための支援や介入を充実させることの重要性が示唆された。}, pages = {83--95}, title = {親の注意欠如・多動症的行動特性と親子関係との関連 ―精神科外来成人うつ病患者を対象とした検討―}, volume = {17}, year = {2021} }