@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:02003211, author = {森, 彩乃 and MORI, Ayano and 佐藤, みのり and SATO, Minori}, journal = {お茶の水女子大学人文科学研究}, month = {Mar}, note = {健常群においても認められる解離体験は、それが量的・質的に重症化することで解離症に至ると考えられており、その健康度の維持と向上のためには早期に介入し経過を丁寧に観察することが求められる。本研究は、解離体験の心理的特性の把握と理解のために、そのロールシャッハ反応における特徴を検討することを目的とした。解離体験を呈する青年2名のロールシャッハ反応を詳細に検討した結果、Ⅶカードにおいて、①自己の断片との交流を彷彿とさせるテーマが、高い自己超越性を反映したファンタジーのなかで語られること、②主観的に捉えた世界にのめり込む一方で、没入についての自覚のなさが顕著であること、③没入により動き出した情緒を抑圧・否認するように、常識的あるいは知性化された反応が後に続くも、それらの形態水準は不良となること、以上3つの特徴が示唆された。}, pages = {173--184}, title = {解離体験を呈する青年2事例のロールシャッハ反応に関する一考察―Ⅶカードの反応への着目―}, volume = {19}, year = {2023} }