@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:02004066, author = {此下, 千晶 and KONOSHITA, Chiaki and 石丸, 径一郎 and ISHIMARU, Keiichiro}, journal = {お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要}, month = {Mar}, note = {近年,性的マイノリティに対する社会的関心が高まっているが,他者に恋愛的に惹かれないアロマンティック(Aromantic),他者に性的に惹かれないアセクシュアル(Asexual)の認知度は未だに低く,日本における実証研究は極めて乏しい。本研究は日本でアロマンティックまたはアセクシュアルを自認している人々の語りの可視化を目的として,参加者14 名に約50〜90 分の半構造化面接を実施し,質的データ分析ソフトNVivo12 を用いてトランスクリプトのテキストマイニングを行った。頻出語分析の結果,アロマンティックの人々は社会における恋愛至上主義的な規範によって,アセクシュアルの人々は強制的性愛の規範によって葛藤を経験していることが示唆された。ロマンティック・アセクシュアルとアロマンティック・セクシュアルの人々は,恋愛的または性的に惹かれる相手との関係性において,恋愛と性愛が結びつかないことによる葛藤を抱くという点が特徴であり,社会におけるロマンティック・ラブ・イデオロギーに疑問を抱く傾向が示された。アロマンティック・アセクシュアルの人々は,恋愛・性愛を軸としたパートナーシップに価値が置かれている社会の中で,自らの指向を尊重する姿勢と孤独に対する不安の間で葛藤する場合があり,恋愛的・性的な要素が介在しないパートナー像を模索する傾向も示された。, 本誌発表の事例については、クライエントの秘密と匿名性には最大限の注意を払っておりますが、読者におかれましても秘密の保持については十分な配慮をお願いいたします。}, pages = {9--20}, title = {アロマンティック/アセクシュアルの人々による語りのテキストマイニング-恋愛的指向と性的指向による違い-}, volume = {25}, year = {2024} }