@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00034083, author = {野田, 淳子 and 坂田, 知津江 and NODA, Junko and SAKATA, Chizue}, journal = {お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター紀要}, month = {}, note = {application/pdf, 紀要論文, 本研究の目的は、会話のやりとりが難しいとみなされていた5歳男児・A君のコミュニケーション・パタンと、それが持つ意味を検討することである。他者との会話におけるA君の応答を観察し、ターン・テーキングと応答内容の関連性という観点から検討した。その結果、A君はほとんどいつも他者の発話に応答ターンを返していたが、特に他者からの要請に対しては関連性の低い応答を行う傾向が見られた。したがって、A君は相対的に他者の要請の意図に関心を向けていないように思われる。この特徴的な応答パタンが持つ意味について、A君が伝えたかったメタ・メッセージと、聞き手が受け取るメタ・メッセージという2つの観点から検討した。その結果、話し手の意図と関連性が低いA君の応答は、話し手からは協調的でないと解釈されるが、A君自身は他者とコミュニケーションを続けたいという意図を持って応答を返していることが推察された。さらに、このような応答タイプの子どもと関わるうえで、応答を正して適切な言い回しをさせることにのみ重きを置かず、楽しくやり取りを続ける機会を増やしていくことの重要性が示唆された。}, pages = {9--16}, title = {会話のやりとりが気になる幼児についての一考察 : コミュニケーション・パタンが伝えるメタ・メッセージの検討}, volume = {2}, year = {2004} }