@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00034093, author = {長谷部, 比呂美 and HASEBE, Hiromi}, journal = {お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター紀要}, month = {}, note = {application/pdf, 紀要論文, 保育者の資質向上が社会的にも強く要請され、その方策の一つとして養成課程の重要性があらためて認識されてきている。本研究では、保育者養成課程在学中の学生を対象として、保育者に求められる資質能力についての自己評価の水準とその認知構造を検討し、さらに志望動機の構造、保育職の在職希望年数、および、それらと能力自己評価との関連を中心に検討した。その結果、能力自己評価の検討に関して、誠実さや熱意・体力といった基本的資質について評価が高く、一方、保育を構想する力や実践上より力量の必要な問題への対応等については自己評価が低いことが示された。また、人格的資質と保育実践に必要な基礎的知識や指導力がまとまって認知されていること、健康条件と人間関係構築力が包括的にとらえられていることなどが示され、その認知構造が未分化であることが推察された。志望動機の検討に関しては、専門的知識の習得・資質伸長などの積極的動機が高いものの、資格取得や経済的安定の志向、無目的や享楽志向も認められた。能力自己評価と志望動機との関係については、入学時の積極的動機の高さが調査実施時点での能力自己評価と有意な関連があることが明らかとなった。在職希望年数については、専門職として長く在職することを必ずしも希望しておらず、能力自己評価の下位尺度と有意な関連がみられた。これらの結果からの展望として、積極的動機の高さを重視した入学選抜や、課程在学中の開発的指導援助、保育者としての資質能力についての自己評価を通して自らの適性を省みる機会の必要性が示唆された。}, pages = {129--137}, title = {保育者養成課程に学ぶ学生の能力自己評価と保育者志望の動機}, volume = {2}, year = {2004} }