@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00034098, author = {長谷部, 比呂美 and HASEBE, hiromi}, journal = {お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター紀要}, month = {}, note = {application/pdf, 紀要論文, 本研究は、幼稚園・保育所と小学校の連携に関する意識について、先行研究において調査対象とされてきた現職教員から、その養成段階にある学生に対象を広げて調査検討することを目的とする。養成課程のうち、保育者養成校に在学する学生を対象として、小学校入学当初からの生起が指摘されている「小1プロブレム」の背景要因について自由に記述することを求め、そこにうかがわれる幼保小連携に関する意識を掬うことを試みた。回答を内容分析し、析出されたカテゴリー毎に検討した結果、背景として家庭や社会環境等を含む輻輳する要因があげられ、なかでも家庭の養育態度を指摘する者が最も多いことが分かった。教育実践上の問題としては、就学前教育から小学校教育への接続移行期における段差の指摘や、その緩和のための対応について、問題生起の場である小学校教育よりもむしろ就学前教育の側に求める者の方が多いことが示された。授業を中心とした小学校の生活時空間への適応のために、幼稚園・保育所において準備教育的な保育が必要と捉えられ、その具体的手立てに言及した記述からは、保育実習時に各現場でふれた実践による影響がうかがわれた。また、連携を担っていくために必要な基礎的知識や小学校の教育内容についての理解が不十分であることが示され、養成課程の授業等において、幼保小連携に係る具体的諸課題について学ぶ機会を組み入れることの必要性が示唆された。}, pages = {43--52}, title = {保育者をめざす学生の幼保小連携に関する意識 : 「小1プロブレム」の背景要因についての自由記述から}, volume = {1}, year = {2004} }