@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00034100, author = {塚崎, 京子 and 無藤, 隆 and TUKASAKI, kyoko and MUTO, takashi}, journal = {お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター紀要}, month = {}, note = {application/pdf, 紀要論文, 本研究は、3歳児の仲間関係における身体接触には、「仲間関係のはじまり」「仲間意識の共有」「仲間関係のアピール」という3つの機能があると予想して、これに沿った具体的な事例の考察を行なうことを目的とした。さらに、子ども同士が身体接触を成立させる要因を知るために、身体接触の成り立ちについての考察を行った。その結果、3歳児にとっては、ことばで明示的な仲間入りをするよりも、押したり、抱きついたりすることによって、仲間関係を成立させることが有効であることがわかった。また、身体接触は、相手を身近に感じたり、仲間意識を共有したり、感覚的刺激をともなう面白さを味わうことができるだけでなく、離れた場所にいる人間にまでも他者と自分の親密な関係をアピールすることができることから、子どもは仲間関係において身体接触を積極的にやり取りしていることがわかった。子ども同士の身体接触の展開を左右させる要因には、力の調節、状況判断、発話の有無、行為の方向性、意味の共通理解、認知、情動調節、体格のバランス、相性があることがわかった。親和的展開の要因としては、「力の調節、意味の共通理解、認知、相性の良さ、双方向的、ことばによる支え、情動調節」があり、一方、展開なし、及び反発的展開の要因としては、「力の未調節、体格差、曖昧な行為による意味の取り違い、認知不足、相性の悪さ、一方的、ことばを伴わない、状況判断の欠けた感情的・衝動的な状態」があることがわかった。}, pages = {65--74}, title = {3歳児の仲間関係における身体接触}, volume = {1}, year = {2004} }