@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00034123, author = {宮下, 聡子 and MIYASHITA, Satoko}, journal = {お茶の水女子大学人文科学研究}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 紀要論文, 本稿では、スイスの精神科医カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung, 1875-1961)の唱えた「自\ 己Selbst」について、倫理1的関心から考察し、その倫理的可能性を探りたい。ユングの思想において「自\ 己」がきわめて重要な位置を占めていることは論を俟たず、ユングの「自己」の概念についての研究者の\ 論考も相応にある2。しかし、ユングの「自己」を倫理的関心から考察したものは、管見の限りわずかで\ あり、それもユングの「自己」そのものに倫理的関心から迫るというよりは、ユングの「自己」を研究者\ 自身の倫理的関心事に応用することを眼目としている3。本稿では、ユングの「自己」に密着し、それを\ 一貫して倫理的関心から考察し、その倫理的可能性を探ることを目指す。\ 「自己」をめぐるユングの論は、「自己」を主題にした論考4であると否とを問わず、ユングのほぼどの\ 著作にも多かれ少なかれ展開されているので、あえて著作を限定することはせず、ユングの諸著作から\ 「自己」についての論を拾って、所期の目的を果たしたい。}, pages = {1--11}, title = {ユングの「自己」 : その倫理的可能性}, volume = {13}, year = {2017} }