@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00037755, author = {西端, 彩 and 范, 文玲 and 天神, 裕子 and 王, 鈺婷}, journal = {ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究センター年報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 紀要論文, 張漱菡が主編をつとめた女性作家の小説選集『海燕集』は、同書出版のために設立された海洋出版社から刊行された。この小説選集は私たちに、五〇年代という複雑な文化空間を照らし出すうえでオルタナティブな観点を示してくれる。まずそこには、張漱菡の商業的意図にあふれた女性作家の露出[訳注:原文の「現身」は普通、「登場」や「デビュー」を意味するが、ここではそれを踏まえつつ、より意図的な大衆文化における自己表現、という本論文の内容に鑑みて「露出」という表現とした]戦略を見ることができる。『海燕集』では小説ごとに女性作家のポートレートが付されており、その美しく現代的な「女性作家」のイメージはモダンかつファッショナブルで、社会と読者の女性作家に対する好奇の視線と想像、欲望を満足させた。このことはいくつかの重要なトピックスと関わっている。「女性作家」はいかに作りあげられたのか。女性作家のポートレートは、どのようにして作品を販売促進するための戦略となったのか。女性作家たちは、読者大衆と共謀して「モダン」女性作家の公的な場における「文化パフォーマンス」を展開し、また『海燕集』の代表的なテクストは新女性、とりわけ「モダンガール」について実証し、解釈し、定義づけた。本論文は、フェミニズムの視覚的文化、商品、消費などの研究をスタート地点とし、歴史の変遷における五〇年代女性作家の露出戦略と文化的意味について分析を試みる。}, pages = {95--107}, title = {台湾一九五〇年代におけるモダン女性作家の露出戦略と文化的意味(翻訳)}, volume = {16}, year = {2013} }