@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00037768, author = {池田, 恵子}, journal = {ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究センター年報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 紀要論文, 災害時には、男女の被災や復興の経験は異なり、女性の犠牲者は男性より多い傾向がある。女性の社会経済的地位が高い国ほど災害の犠牲者数の男女差は小さいと報告されている。災害脆弱性のジェンダー格差を解消するには、資源や機会へのアクセスとコントロールの不平等や、それを継続させている社会経済面の諸政策を見直し、ジェンダー規範に挑まねばならない。本稿では、災害リスク削減のジェンダー主流化により、災害脆弱性のジェンダー格差を有効に解消するという課題を、バングラデシュを事例に考察した。バングラデシュでは、1990年代に災害対策が転換され、堤防などの構造物に費やされてきた膨大な開発資源が人間開発や農村開発に振り分けられ、女性や貧困層の災害脆弱性や対応能力への直接的な働きかけが可能になった。「兵庫行動枠組」の国別進捗報告の考察とチョコリア郡における調査から、地域での実践レベルでは住民参加型の災害リスク削減計画立案においてジェンダーの視点が反映される仕組みが、政策レベルでは各開発セクターに災害リスク削減とジェンダー平等の両方を主流化させる手法が、それぞれ確立される必要があることを指摘した。}, pages = {73--85}, title = {災害リスク削減のジェンダー主流化 : バングラデシュの事例から}, volume = {15}, year = {2012} }