@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00038294, author = {井上, 雅登 and Inoue, Masato}, journal = {研究紀要}, month = {}, note = {application/pdf, 紀要論文, 中学校学習指導要領の「読むこと」に関する指導については,「目的や意図に応じて的確に読み取る能力や読書に親しむ態度を育てるようにすること。その際,広く言語文化についての関心を深めるようにしたり,日常生活における読書活動が活発に行われるようにしたりすること。」と記されている。しかしながら,実際に現場では,「話すこと・聞くこと」に重点が置かれ,「読むこと」については軽んじられている傾向があるような気がしてならない。「文学」についての扱いも各社国語教科書の内容を鑑みるに,その比重はかなりの小さいものととらえざるを得ない。このままでは,「読書に親しむ態度」が養われるとは到底思えないのであるがいかがなものであろうか。齋藤孝氏も『読書力』(岩波新書)の中で,「国語教育が文学教育になりすぎている批判も,従来よくなされてきた。しかし,現実には,文学教育も弱くなっている。自己形成としての読書は,読書の重要なテーマだ。私が考える読書力は,文学をまったく排除したものではあり得ない。純文学とは言わないまでも,人生のある時期に文庫に収められている様々な名作を読んでいることを,読書力の一条件としておきたい。」と述べているくらいである。以上のことからも,国語の授業において,あえて読書活動の場面設定を行うことで,生徒に読書に対する興味関心を持たせ,主体的に読書が進んで行われるようにするために,工夫を凝らしてみた。その取り組みの報告である。}, pages = {1--10}, title = {読書指導についての一考察}, volume = {34}, year = {2005} }