@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00038707, author = {小笠, 恵美子}, journal = {言語文化と日本語教育}, month = {Jun}, note = {application/pdf, 紀要論文, 舘岡洋子著『ひとりで読むことからピア・リーディングへ-日本語学習者の読解過程と対話的協働学習-』を紹介する。本書では第二言語の読解教育についてピア・リーディングという新しい指導法が提案されている。前半は読解とは何かという認知的な研究の歴史から、現在読解教育で実際に行われていることまでを取り上げ、筆者自身による第二言語の読解過程の調査について述べられている。この個人の読解過程の観察の中から、ピア・リーディングという学習方法が考え出された。後半は複数の学習者がいる「授業」ですることとして、ピア・リーディング(協働的な読解)が提案されている。読解はひとりでもできる認知活動であるが、それを複数の人が参加する授業で取り扱う意味は何か、その場合授業をどうコーディネートするかを考えさせてくれる。これまでの読解研究から、今後の動きまでを網羅して説明していることから読解教育とは何かといった興味を持つ言語学研究者にもお薦めであるし、同時に具体的な授業例を示していることから、読解の授業でどのようなことをすればいいのかに悩む日本語教師にも一読を薦めたい一冊である。}, pages = {34--36}, title = {より創造的な読みを目指して : 舘岡洋子著 : 『ひとりで読むことからピア・リーディングへ : 日本語学習者の読解過程と対話的協働学習』}, volume = {31}, year = {2006} }