@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00038800, author = {李, 佳盈}, journal = {言語文化と日本語教育}, month = {Nov}, note = {application/pdf, 紀要論文, 電子メールを通して様々な言語行動が行われている。そこで,本研究は文字だけで行われているコミュニケーションの実態を明らかにする第一歩として,人間関係を損ないやすいとされる「依頼行動」を取り上げ,台湾と日本それぞれの母語による友人間のメールを対象に分析を行った。その結果,(1)電子メールは即時性が欠けていて相互行為が行われないため,1人で依頼行動を完結していく展開が観察された。(2)台日対照の観点から,依頼の丁寧度に関わる展開の仕組みとストラテジーの使用に関して,台湾人は直接的に頼むのが好まれ,日本人はより丁寧に展開する傾向がみられた。また,対面場面では日本人の方がネガティブポライトネスストラテジーを多用するとされるが,電子メールでは台日ともポジティブポライトネスストラテジを使用して依頼することが分かった。電子メールにおける依頼行動を分析した結果,電子メールの積極的な性格を窺え,電子メールにおけるコミュニケーションの解明に新たな示唆を得たと考えられる。}, pages = {99--102}, title = {電子メールにおける依頼行動 : 依頼行動の展開と依頼ストラテジーの台日対照研究(第28回 日本言語文化学研究会 発表要旨)}, volume = {28}, year = {2004} }