@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00038951, author = {鶴見, 千津子 and TSURUMI, Chizuko}, journal = {言語文化と日本語教育}, month = {Jun}, note = {application/pdf, 紀要論文, 音読は読解指導法として頻繁に用いられている。しかしその是非は音読の定義があいまいなまま論議されてきた。本研究では日本語の文章理解において、韓国語を母語とする日本語学習者を対象に、読みの形態(黙読・音読)の違いがそのプロセスにおける注意の向け方にどのように影響を及ぼし、さらに再生プロトコルにどのような違いを生じるかを実験・検証した。その結果、以下のことが明らかになった。学習者の文章における注意の向け方は、一般的に黙読時には文章の大きな単位に注意が向けられ、音読時には直接音声に関わる項目に注意が集中する。また、黙読により文章の細部に至るまで理解が深められる。他方、音読がこのような影響を及ぼさないテキストもあることが示唆された。このことは、日本語教育における音読指導に適切な教材選択の必要性を示唆するものと考えられるであろう。}, pages = {12--23}, title = {日本語の読解における音読・黙読の比較研究 : 韓国語母語話者におけるアンケート調査の結果から}, volume = {15}, year = {1998} }