@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00038963, author = {横山, 和子}, journal = {言語文化と日本語教育}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 紀要論文, 本研究では,対照分析仮説に類型論的有標性を組み合わせた'Markedness Differencial Hypothesis(MDH)'を用いて,朝鮮語話者の日本語閉鎖音の困難点を予測し,それらを検証するべく調査を行った。MDHでは,母語の形式と異なりかつ有標である目標言語の形式は学習が困難であり,一方,母語と異なってはいるが無標である目標言語の側面は学習が困難ではないと予測する。CAHでの予測では朝鮮語話者は語頭有声閉鎖音と語中無声閉鎖音が困難であるが,MDHでは語頭有声閉鎖音は困難であるが,語中無声閉鎖音はさほど困難ではないと予測する。本研究の結果,MDHの有効性が示唆され,朝鮮語話者の日本語閉鎖音の適切な有声化・無声化は,転移からの説明のみでは不可能であり,これらの音に対する朝鮮語話者の持つ困難さは,有標性の概念と関わりがある可能性があることがわかった。}, pages = {41--51}, title = {類型論的有標性と朝鮮語話者の日本語閉鎖音の有声・無声の対立の習得}, volume = {14}, year = {1997} }