@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00038978, author = {石橋, 玲子}, journal = {言語文化と日本語教育}, month = {Jun}, note = {application/pdf, 紀要論文, 第2言語作文における学習者の第1言語の使用は、干渉ととらえられ、極力その使用をさけるように指導されている。しかし、最近の研究では、第1言語使用は第2言語の作文のストラテジーとしての有効性がとなえられている。本研究の目的は、日本語学習者を対象に、学習者の第1言語使用が第2言語の日本語の作文にどのような影響、効果を及ぼすか、文の流暢性(産出量)と複雑さの観点から明らかにすることである。対象者は、中国語を第1言語とする日本語学習者60名で、同一対象者による直接日本語で書いた作文と第1言語の中国語で書いた作文を日本語に直した2種類の作文120編をデータとして分析した。その結果、第1言語使用は、日本語の作文の構文の複雑性には、影響しなかったが、文の流暢性には効果が認められた。中でも一文の長さを増やすことが判明した。又、能力別では、中位群の学習者に文の流暢性への効果が有意に認められた。誤用面からの検討も必要であるが、この結果は、日本語教育の作文教育における学習者の第1言語使用の意義の見直しを示唆していると考えられる。}, pages = {67--77}, title = {第1言語使用が第2言語の作文に及ぼす効果 : 文の流暢性と複雑さの観点から(平田悦朗先生退官記念号)}, volume = {13}, year = {1997} }