@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00039007, author = {村松, 賢一}, journal = {言語文化と日本語教育}, month = {Jun}, note = {application/pdf, 紀要論文, 話し言葉によるコミュニケーション,中でも,情報伝達的な説明文脈においては,談話の初めに全体像を述べることが,十全な意思伝達にとって有効である。全体像とは,後続談話の題目や結論,要旨,目的,構成,などを言語的に明示したものである。これらを談話の冒頭に配置することは,単に聞き手が理解しやすいばかりではない。話し手にとっても,談話を組織化しやすくなるなどの利点をもたらす。更に重要なのは,全体像を介して,聞き手が早い段階でコミュニケーション目的を共有し,積極的にコミュニケーション過程に関与できるようになることである。こうしたことは,第二言語学習者の場合,不十分な目標言語能力を補うコミュニケーション・ストラテジーとして,極めて大きな意味をもつ。日本語教育でも,論理的な話し言葉の習得が必要とされる中・上級段階において系統的に指導されることが望ましい。}, pages = {26--36}, title = {コミュニケーション・ストラテジーとしての「全体像」の考察}, volume = {11}, year = {1996} }