@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00039020, author = {中川, 千恵子}, journal = {言語文化と日本語教育}, month = {Dec}, note = {application/pdf, 紀要論文, 東京語の疑問文は文末上昇調であることが多い。しかし、文末下降調でも疑問文である場合がある。探していた人を目の前にして用いられる「ここにいたの。」という文は、真偽を問う<典型的な疑問文>:ではなく、情報はすでに話し手にある<:非典型的な疑問文>と言えるが、スペイン語においても同様の種類の疑問文があり、<相対疑問文>という名を持ち、文末は下降調をとる。「ここにいたの。」の東京語の実際の発話を観察した結果、文末上昇調と文末下降調があり、文末下降調でも<平叙文>と異なる韻律特徴を持つことがわかった。また、その実際の発話の聴取実験を行なった結果、文末下降調でも疑問文であると30%以上の人が判断する発話があった。スペイン語母語話者である学習者の聞き取りにおいては、日本人が10%しか疑問文と判断しない発話でも、30%の人が疑問文と聞き取っており、スペイン語母語話者と東京語話者は部分的に聞き取り方が違うことがわかった。}, pages = {24--36}, title = {東京語における非典型的疑問文の韻律特徴}, volume = {10}, year = {1995} }