@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00039039, author = {鎌田, 倫子}, journal = {言語文化と日本語教育}, month = {Jul}, note = {application/pdf, 紀要論文, 機能的な名詞「もの・こと・の」の、名詞を受ける連語形式での意味の違いを、単純語の修飾を受ける基本的な用法の場合と比較しながら考察した。「N(名詞)という+もの/こと/の」は、先行の名詞を受けて、その名詞の意味を捉え直す「代行指示」の働きをしている。基本的な用法では、「もの」と「の」は、具体的な指示物をもつ名詞を代行するが、「こと」は文によって表されるような内容をもつ名詞を代行する。連語形式で具体物を代行するとき、「もの」は不定のものとして先行名詞を指示し、一般的化して、疎遠な意味を付加するが、「の」は特定のものとして先行名詞を指示し、親近的な意味を付加する。連語形式で抽象的な先行名詞を代行するとき、「もの」はそれを実体化して、その実体を指示する意味を、「の」は「言葉そのもの」をメタ言語的に指示する意味を付加する。「こと」は、後接の述語によって決定される「事柄・行為・言葉」などの基本的な意味をもち、連語形式で先行名詞の持っている「内容」を指示する意味を付加する。}, pages = {99--111}, title = {「もの・こと・の」の名詞を受ける用法(水谷信子先生退官記念号)}, volume = {9}, year = {1995} }