@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00040937, author = {金杉, ペトラ and KANASUGI, Petra}, journal = {比較日本学教育研究センター研究年報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, application/pdf, 紀要論文, 「消費」という言葉は、物が費やされ消えるという意味であり、最近の大量消費主義などでは過度で搾取的な使用というマイナスイメージを連想させる。本稿の目的は、語彙拡張を実例として挙げながら、「言語の消費」つまり言語使用が消費の一般的なイメージと異なり、根本的な増強効果を有するという点を明らかにすることである。Vilem Matshesiusによると言葉が果たす役割は基本的に二つある。すなわち、ネーミングの役割とコミュニケーションの役割である。本稿では言語使用者が言語使用によってそれぞれの役割を果たす際、語彙をより豊かにすることを説明する。例えば、ネーミングの役割によって、新しい概念を表す新語、派生語、複合語、省略語などの新しい単語が形成される。換喩・隠喩によって既存の単語の意味が拡張される。さらにネーミングの役割とコミュニケーションの役割との両方に直接関係する意味変更プロセスとして、語義堕落と意味の向上が挙げられる。またコミュニケーションの役割を果たす際にも意味拡張が認められる。その具体例としては主観化が挙げられる。コミュニケーションの具体的な場面における誘引的推論から、単語の新しい意味が生まれる現象である。このように、言語使用は語彙の拡張または意味拡張の元であることから、非常に創造的な消費と言えるのである。}, pages = {119--122}, title = {Language : consumption and change (The 6th Consortium on Global perspectives in Japanese Studies : International Workshop "Consumption and Consumerism in Japanese Culture")}, volume = {8}, year = {2012} }