@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00040946, author = {宮内, 貴久 and MIYAUCHI, Takahisa}, journal = {比較日本学教育研究センター研究年報}, month = {Mar}, note = {application/pdf, application/pdf, 紀要論文, 妊婦は妊娠5ヶ月目に胎動を感じる頃、体内に存在する新しい命を実感し、産祝いをする民俗がある。江戸期に出版された礼法書『女重宝記』「胎内十月の図」には胎児が4ヶ月までは仏具、5ヶ月以降は人間の形で図示されている。1980年代後半から普及していった妊婦検診における超音波診断により、不可視の存在であった胎児が見える存在へと劇的に変化していった。 日本では1990年代に妊婦検診で撮影された超音波写真をもらうようになる。最初はあくまでも妊婦の検診時の診断結果を示す存在で、他の記録と共に母子手帳と共に保管されていた。それが、次第に検診結果ではなく、胎児のポートレイトと意識される様になり、アルバムに保管される様になる。さらに、「おなかアルバム」というエコー写真サービスも登場する。パソコンの普及、メディア環境の変化によりブログでエコー写真を紹介する、あるいは携帯電話のメールで超音波写真を送るという状況になる。このように本来は医学的データであった胎児の超音波写真が、胎児のポートレイトと意識される様になり様々な形で消費されるようになった。}, pages = {171--179}, title = {Change in Viewing a Fetus : Consumption of Ultrasound Photos (The 6th Consortium on Global perspectives in Japanese Studies : International Workshop "Consumption and Consumerism in Japanese Culture")}, volume = {8}, year = {2012} }