@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00041608, author = {宮部, 緑 and MIYABE, Midori and 半田, 知佳 and HANDA, Chica and 初澤, 宣子 and HATSUZAWA, Noriko and 永江, 優衣 and NAGAE, Yui and 伊藤, 亜矢子 and ITO, Ayako}, journal = {お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要}, month = {Mar}, note = {紀要論文, スクールカウンセラーの実践では,活用調査研究の当初から,学校というコミュニティの特徴を踏まえることが重視されてきた。しかし一方で,学校の持つどのような特徴が,スクールカウンセラーの実践にどのように影響しているについての具体的な検討はあまり行われてきていない。そこで本研究では,スクールカウンセラーの実践に関わる公刊事例から,スクールカウンセリング活動の前提となる学校の構造を構成する諸要素を抽出することを試みた。具体的には,小中学校における27事例を分析対象として,スクールカウンセラーの活動に学校の構造が直接・間接に影響を及ぼしたと思われる部分を抜粋し,KJ法を用いて分析した。その結果,29の小分類に分類される諸要素が得られた。さらにこれらは,学校における支援を特徴づける「現実的な環境調整」「能動的支援」「複数の支援者」「早期発見」「全校的な支援」「日々の関わり」(伊藤,2011)の6つ側面に分類された。学校現場での心理臨床実践では,これらの諸要素を意識して活用することにより,学校コミュニティを活かした実践が明確になると考えられた。今後は,分析事例を増やすことや,スクールカウンセラーへの面接調査等を通じて,学校の持つ諸要素と実践の関わりをより包括的に検討することが課題である。}, pages = {35--47}, title = {スクールカウンセリングの前提となる学校の諸要素を抽出する試み}, volume = {19}, year = {2018} }