@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00042727, author = {武正, 千秋 and TAKEMASA, ChiaKi}, journal = {お茶の水女子大学心理臨床相談センター紀要}, month = {Mar}, note = {紀要論文, 本研究は,娘を持つ中年女性の語りから,女性4世代の世代性を考察したものである。先行研究の多くは,3世代を親子関係の重なりとみなし,その重なりから世代性の研究を行っている。しかし,世代性の循環という観点からは,多くの世代の重なり,その連続から世代性をとらえる必要がある。本研究の目的は,かつて育てられた者がどのような世代性を受け,何を次世代に受け継ぎたいと思うに至るか,そのプロセスを明らかにすることである。調査対象者は,自らも「世代性」という発達課題に直面している,娘を持つ中年女性である。調査方法は半構造化面接法とした。分析方法には,グラウンデッドセオリー法を用いた。その結果,世代性を受け継ぐプロセスにおいて対象者は,世代性の持つ普遍的側面と個別的側面を受け継ぐことが示され,そして,世代性を繋ぐプロセスにおいては,個人のライフサイクルにおける自らの経験を,世代間サイクルにおける経験に置き換えることが示唆された。また,2つのプロセスの移行期には,「母親」のアイデンティティにかかわる経験が起こり,このような経験を経て,対象者は次世代に継承すべきものとして,「愛」,「体」,「作業」を挙げることに至ると推察される。}, pages = {21--32}, title = {女性4世代のかかわりからみた世代性:娘を持つ中年女性のナラティブから}, volume = {20}, year = {2019} }