@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00042739, author = {ノーラ, ワイネク and Nora, Beryll, Weinek and 佐藤, 文香 and SATO, Fumika}, issue = {22}, journal = {ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究所年報}, month = {Jul}, note = {紀要論文, 本稿は、在日米軍と共に生きるという経験を、沖縄の基地で働く女性の視点から描き出す。米軍基地への両義的な感情に注意を払いつつ、彼女たちが日常のなかで軍事化されるプロセスを分析する。女性たちは軍事化されジェンダー化された構造に従順なだけの犠牲者として存在するのではない。自身の社会的地位と経済的状況を改善し、時に小さな抵抗を示す能動的な行為者である。それはまた、彼女たちが在日米軍の協力者として生きることを選びとり、抑圧的な構造を自ら再生産することでもあった。女性たちはさまざまな両義的感情―基地へのあこがれと不満、基地で働くステイタスとスティグマ、兵士への恐怖と敬意、基地のない沖縄への不安と希望―を示し、「個人的なことは国際的なこと」の言葉の通り、沖縄と米軍とのアンビバレントな関係を映し出した。在日米軍と共に生きる彼女たちは、ジェンダー化された軍事化の複雑な様相を教えてくれるのである。, 特別寄稿}, pages = {93--110}, title = {沖縄で在日米軍と共に生きる ― 基地従業員女性の経験の両義性に注目して}, year = {2019} }