@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00042741, author = {斉藤, 巧弥 and SAITO, Takuya}, issue = {22}, journal = {ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究所年報}, month = {Jul}, note = {紀要論文, 本稿は、1990年代の日本におけるLGBT の社会運動においてゲイとレズビアンが共に活動をする中、どのような差異が両者の間で問題となっていたのかを論じる。分析対象として、北海道札幌市で1989 年から2000 年代初期にかけて活動をしていた団体“ 札幌ミーティング” を取り上げる。札幌ミーティングではゲイとレズビアンが共に活動をしていたが、両者の間には差異もあった。ひとつは、新しいコミュニティとしての札幌ミーティングを、コミュニケーションの場として利用することに対する認識の違いであった。もうひとつは、抗議活動と自己の内面に向き合う活動のバランスをめぐる認識の違いであった。これらの差異は両者の対立にもつながり、その背景には、両者の間にあるジェンダーの違いが必ずしもゲイ男性に認識されていたわけではないこと、両者が各自のアイデンティティを重視していたため、このような差異を積極的に共有・議論するに至らなかったという事情があった。, 投稿論文}, pages = {131--149}, title = {1990年代の「ゲイリブ」におけるゲイとレズビアンの差異 ― 北海道札幌市における活動を事例に}, year = {2019} }