@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00042742, author = {青木, 耕平 and AOKI, Kohei}, issue = {22}, journal = {ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究所年報}, month = {Jul}, note = {紀要論文, 本稿は、第二波フェミニズムの達成を受けアーシュラ・K・ル= グウィンが1990年以降に新たに著した<アースシー(ゲド戦記)> “ 第二の三部作” におけるジェンダー・ポリティクスを考察する。多くの先行研究は第4 巻『テハヌー』をフェミニズムの達成であると論じるが、現在から眺め直したときすでにポストフェミニズムの問題が色濃く反映されている。ここで一度ル= グウィンはシリーズ終結を宣言するが、同時期の合衆国ではジュディス・バトラーによってクィア理論が隆盛し、ナンシー・フレイザーがそれを「再分配を忘れた承認の政治」と批判するなどジェンダー・ポリティクスが揺れた時代でもあった。ル= グウィンはこの論争に答えるかのように<アースシー>の続編『アースシーの物語』『もう一つの風』を2001 年に刊行、作品内にクィア理論とグローバル資本主義批判を取り入れてみせるが、それは同時に新自由主義の外部を描くラディカルな想像力であった。, 投稿論文}, pages = {151--168}, title = {アーシュラ・K・ル=グウィン<アースシー> “ 第二の三部作” におけるジェンダー・ポリティクス ― ポストフェミニズム、クィア理論、反グローバル資本主義}, year = {2019} }