@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00042769, author = {相川, 頌子 and AIKAWA, Shoko}, journal = {生活社会科学研究}, month = {Oct}, note = {紀要論文, 本稿の目的は,子育て期の父親を対象として,「仕事で業績を上げ評価されたい」,「仕事では競争に勝ちたい」などの「仕事に対する意識」の高さが家事・育児の遂行頻度にどのような影響を与えるのか検討することである. データは,2018 年3 月に笹川平和財団「新しい男性の役割に関する提言事業」によっておこなわれた「男性の役割についての調査」を使用する.同調査は,東京,東北,北陸,九州,沖縄に居住する20 ~ 69 歳を対象としたWEB 調査であり,サンプルサイズは家事が1,098,育児が726 である. 分析の結果,仕事に対する意識と家事頻度には,有意な関連はみられなかった.また育児については,20 ~ 30 代の父親では仕事に対する意識が高いほど行っているのに対し,40 ~ 60 代の父親では仕事への意識が高いほど頻度が少なくなることが明らかになった. 以上から若い世代の父親は,職場での競争に勝ち業績を上げるだけではなく,子育てに関わりたいと考え,それが実際の行動につながっている.しかし40 ~60 代の管理職世代の父親は,未だ企業競争で生き残り,一家の稼ぎ手役割を果たす「サラリーマン」を理想像とし,育児を行うことに積極的ではないことが示唆された.}, pages = {65--73}, title = {[研究ノート]仕事に対する意識が家事・育児に与える影響―子育て期の父親に着目して―}, volume = {26}, year = {2019} }