@article{oai:teapot.lib.ocha.ac.jp:00043006, author = {島袋, 海理 and SHIMABUKURO, Kairi}, issue = {23}, journal = {ジェンダー研究 : お茶の水女子大学ジェンダー研究所年報}, month = {Jul}, note = {紀要論文, 本研究は、2010年にはじまった、性的マイノリティの児童・生徒に対する文部科学省の支援策の論理を明らかにした。先行研究は一連の支援策が抱える諸課題を述べてきたが、それらは外在的な指摘にとどまっていた。そこで本研究は、文部科学省の内在的な論理に迫ることで、一連の諸課題がどのようなメカニズムで成立しているのかに焦点化した。分析は、性別違和が医療化し同性愛が脱医療化したという相違点にもとづき、文部科学省の資料を対象とした。その結果、性別違和を抱える児童・生徒への支援の場合、他の児童・生徒への男女二元的な働きかけはそのままに当該児童・生徒のみに個別的な支援を行い、〈性同一性障害〉概念を採用することで医療的な支援を可能にする論理が示された。同性愛者への支援策の場合は、個人の内面の尊重など医療的な介入を用いない働きかけに支援を限定し、脱医療化したことを引き合いに指導内容には組み込まないとする論理が提示された。}, pages = {165--184}, title = {性的マイノリティに対する文部科学省による支援策の論理――性別違和と同性愛の相違点に着目して}, year = {2020} }